傾斜地(法面)でスクリュー杭基礎工事をしてきました!

勾配が約20度〜30度前後ある傾斜地(法面)でスクリュー杭の工事をしてきたので記事にしたいと思います!

スクリュー杭打ち込み後全景

写真では分かりにくいかもしれませんが、勾配がめっちゃキツいです!場所によってまちまちですが、最低20度以上はありました!

当社の場合、傾斜地は重機が自走できる場所であればスクリュー杭での施工が可能です!オペでもあり社長でもある人物が優秀なので今回は限界値に近い傾斜勾配でしたが施工させて頂きました。何人かオペレーターは在籍していますが、社長以外は無理ですね(笑)

当社代表ですが昔は、華麗なるユンボマスターなんて呼ばれていたみたいです!今はカレー食うサンボマスターみたいですが…

まずは搬入経路から

小さい山の中腹位に現場があるので、まずは搬入経路から造っていきます!

搬入経路作業前

上の写真にある小さい農道(ほぼ獣道化してます)を拡張し搬入口を確保します。事前に元請け様が、地元の方に許可をとっていたので作業開始です!

搬入経路拡張

拡張後に砕石を敷き、プレートで転圧していきます。ローラーだと滑る可能性があったので人力での転圧です。

砕石敷き

砕石を敷き転圧をかけると車も入れるようになりました!ちなみに現場までの距離は100m程度あります。なかなか大変な作業です。

抜根します

次に現場に残っている杉の根っこを抜根していきます。数本の木の根であれば、墨出し時に避ける事も可能ですが今回は切株だらけなので抜根する事になりました。

抜根作業

抜根作業はユンボでおこないました!

冒頭でもお伝えしたように、傾斜がかなりキツい場所ですがユンボにバケツがついていれば話は別です!

なぜならスクリュー杭を打つ時はユンボにオーガを付けているので、ユンボの手が使えませんがバケツであれば少々バランスを崩しても手(バケツ)で支えることができるのです!

という事でカレー食うサンボマスター以外もイキって参戦します!

スクリュー杭打ってきます。

いつも通り敷地の勾配を測っていきます。ちなみに造成は無しでしたが、重機の横移動ができない状態だったので抜根時に敷地の北側の一部だけ、許可を取り横移動出来るように触りました。南北勾配については、傾斜地なのでお察しの通り凄いついてます(笑)

上から見た傾斜

東西勾配も凄いついてます…が!極力アレイ間の段差を小さくしたいのが太陽光発電所の性というもの。オートレベルを使い東西高低差が最小限になるように計算していきます。

墨出し(測量)

スクリュー杭のポイントを落としていきます。平地であればアレイの四隅を出してスチールテープなどで墨出しをする事がありますが、傾斜地では絶対やってはいけません。単純に斜距離になるので絶対にダメです合いません。

今回は杭ナビくんで全点ポイントを落としました!

スクリュー杭打設

墨出し完了後、スクリュー杭を間配ります。杭を南北に寝かせないと転がっていって大変な事になるので気をつけながら配ります。

打ち込み作業は排土板とオーガを駆使しながら作業します。この傾斜だと結構な腕がないと出来ませんね。排土板ついてるのにたまに滑ります!

スクリュー杭打設

垂直を見るのも傾斜がキツすぎて難易度が高いです。

引き抜き試験

杭打設後に引き抜きの強度を測ります!

引き抜き風景

地山だったので強度もしっかりととれました!

強度写真
表示1347kg

引き抜き試験が終わればスクリュー杭の工事は完了となります!この後、太陽光発電所の工事全てを施工しますが機会があれば記事にしたいと思います!

スクリュー杭工事後現場全景

傾斜地、法面でのスクリュー杭基礎工事の事は、なんでもお気軽にご相談ください!

担当 カレー食うサンボマスター中村 稔まで

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