【ソーラーカーポート】ネクストエナジーDulight(デュライト)の工事をしてきました!

ネクストエナジー社が販売しているソーラーカーポートDulight(デュライト)の施工をしてきました!

結論から言うと見た目も品質もめちゃくちゃ良かったです!

Dulight(デュライト)全景

何度もソーラーカーポートを施工しましたが、さすがパネルメーカーが提供しているだけあって品質に関しては、個人的に今までで1番良かったです。

今回は施工時に感じた施工店視点でのメリット デメリットなどを、ご設置を検討されている方でも後々後悔しないように紹介したいと思います!個人的な感想が多いのであくまで参考程度でご覧ください。

メリット

パネルメーカーが販売するだけあって発電量や見栄えなどもよく、防水性能などもめちゃくちゃ考えられており、ほぼ完璧な設計だと思います!

発電量

Dulight(デュライト)に使用するパネルは、当然ですがネクストエナジー製のパネルになります。大型の両面パネルで、おそらくソーラーカーポート用に設計された専用太陽光パネルを使用します。

専用両面パネル

両面発電なので地面からの反射光でも発電する為、従来の片面パネルよりも発電量はいいです。

見た目

公式サイトで見た目に関しては 【スタイリッシュ!】 って謳ってます!

個人的感想ですが、スタイリッシュかどうかは分かりませんでしたが、見た目に関してはよくある太陽光発電のために作ったカーポートと言うよりは、デザインされたエクステリアカーポートが発電機能を備えている!みたいな感じがして見栄はとてもよかったです。

ちなみにオプションで配線カバーを付けないと配線が丸見えになるので気になる方は付けたほうがいいと思います。今回は配線カバー無しでしたがオプションなので別料金が発生すると思います。

防水性能

防水性に関してはデメリットにも記載しますが、完全防水ではありません一部のサイトでは完全防水を謳ってますがこれは間違っていますので注意してください!公式サイトにも完全防水ではない事が記載されています!

ですが工事をした者の意見としては、防水性能は極めて高いです。

パネル完結型のソーラーカーポートの設計としては、ほぼ完璧な設計だと思いますので一般的な雨などでは雨漏りなどはほぼありえません。

雨樋

雨樋も標準設備としてついてきます。しかもカッコいい!

デメリット

今度は施工時に感じたソーラーカーポートDulight(デュライト)のデメリットを紹介していきます。かなり専門的な話もあるので興味ない方はスルーしてください!

工事費が高くなりがち

ネクストエナジー社がだしているDulight(デュライト)シリーズは2023年10月現在では、どのタイプのソーラーカーポートでもアンカー施工に対応していません。なのですでにコンクリートの土間や駐車場などがある場合はアンカー施工に比べると確実に工事費は高くなります。

アンカー施行

アンカー施行とは、すでにコンクリート土間などがある場合にコンクリートに直接ボルト(ネジ)を打ち込んで柱などを建てる施工方法です。上の写真のように、既設の土間を利用するので費用を抑えて施行できます。アンカー施行でのカーポート工事についてはソーラーカーポート工事をご覧ください!

このアンカー施工に対応していない=絶対にコンクリート基礎の設置をしなければならずアンカー施工に比べると、残土処分費やコンクリートガラ処分費、生コン費用等が掛かり、基礎工事代金だけで10万円〜30万円ほど確実に高くなります。

コンクリートカッターでの作業

↑の写真はコンクリートカッターで土間に切り込みをいれていく作業です。

ブレーカーで土間を削る作業

切り込み後にブレーカーで土間を削っていき、60cmの深さまで穴を掘ります。掘った土やコンクリートガラは産廃として処分します。この一連の作業が必ず必要になるため工事費が高くなりがちです。

また、新築などであれば問題はありませんが水道管やガス管の位置が不明な場合は、掘削時に配管にあたってしまった場合、管の移設が必要な為に注意しなければなりません。

移設した水道管

↑の写真は移設後の水道管になります。元々は穴のど真ん中に水道管があり、施行できなかったので移設して迂回させています。

生コン

生コン費も必ず掛かる費用となります。

さらに言えば基礎工事とカーポート設置工事を自社で施工できる工事会社は、ほぼありません。基礎工事が完全に土木工事なので殆どのソーラーカーポートの施行店は、基礎工事に関しては外注するしかないので費用が高くなりがちです。

完全防水ではない!

メリットの説明時にも記載しましたがDulight(デュライト)は完全防水ではありません!公式でも完全防水ではない事を記載しています。しかし防水性能は極めて高く、施工後の散水テストでも雨漏りした事はないです。

Dulight(デュライト)防水テスト

↑の写真では既に水を流してテストしています。

完全防水ではない理由としては、漏電などした場合に電気を逃がす為にアースをとるんですが、仕様上パネルとアルミ架台の間にアースプレートを付けると必ず隙間ができてしまいます。アースプレート部分に関しては、コーキングなどの防水処理もできない仕様です!

アースプレート部分から浸水した水も逃がせるような構造にはなっているので、非常に考えられており良くできた設計ではありますが隙間ができる時点で完全防水ではないのです。

この事から完全防水のソーラーカーポート以外は無理!と感じる人は導入前に、よくご検討ください!

まとめ

施行店サイドから見たDulight(デュライト)のメリット&デメリットを書いてみましたが、個人的にはオススメできます!なにより見た目がよく非常に良く考えられた設計なので発電目的の方にもオススメできます!工事費に関してはデメリットにも記載しましたが既にコンクリート土間などある場合は割高になりますが、駐車場スペースが砕石や土の場合は基礎工事代金に違いはないので、ご自分の環境にあった選択をするといいと思います!

最後に、弊社では基礎工事とカーポート工事を自社で施工できます!日本全国での施工が可能ですので、販売店さんや電気工事店さんや個人の方でも、工事について気になる事があればお気軽にご連絡ください!

ソーラーカーポート工事

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