鹿児島県で太陽光発電所の工事をしてきました!

太陽光発電所全景

九州地方の鹿児島県で太陽光発電所の設置工事をしてきました!ちなみに低圧発電所になります!鹿児島県は日照時間が長くていいですよね!

今回の工事内容は以下の内容となります。

  • 造成、整地
  • スクリュー杭
  • 防草シート
  • 架台、パネル設置
  • 電気工事
  • フェンス工事
  • 産廃処分

確定測量以外の太陽光発電所工事を全て行いました。

造成、整地

まずは造成からスタートです!境界は確定測量済みの現場てましたので問題無し!元請け様からの指示は、水勾配無しのフラット。まずはオートレベルで土地全体の高低差を測ります。最大高低差は400mm前後でしたのでミニユンボでフラットになるまで均していきます。

スクリュー杭打ち込み

造成終了後にスクリュー杭基礎工事にはいります!

墨出し

まずは墨出し作業です。光波で各アレイのスクリュー杭ポイントをだしていきます。太陽光発電所に対して広めの土地でしたので、問題無く収まりました!

スクリュー杭打ち込み

測量したポイントに対してスクリュー杭を打ち込んでいきます。重機オペレーターと手元2人1組で打ち込み作業をします。良質地盤でしたのでスムーズに打ち込みできました!鹿児島の土は火山灰の影響か分かりませんが、黒っぽい土が多い気がします。整地や造成もしやすく経験上良質な地盤が多いです。

スクリュー杭の引き抜き

スクリュー杭の打ち込み後、引き抜き強度を測ります。

スクリュー杭引き抜き前
引き抜き前0kgの表示です!

今回は1tの引き抜き強度がでました!

スクリュー杭引き抜き後
見えにくいですが1049kgの表示です!

スクリュー杭工事の一連の過程はこれにて終了!

防草シート

続きまして防草シートの設置に入ります。

防草シート

両面パネルの太陽光発電所で白い防草シートを使う場合などは、太陽光発電所完成後に施工する場合がありますが、雑草対策を考える場合はスクリュー杭打ち込み後に施工するのがベストです。

理由は簡単で、後施工の場合は防草シートをスクリュー杭に被せる時にシートに切り込みが大きく入るからです。スクリュー杭周りや切り込みには専用のテープを貼りますが、雨などで少量の隙間ができたり経年劣化で日光が少しでも差し込むと奴ら(雑草)は躊躇なく生えてきます。

ですので防草シートを貼る時は極力切り込みを少なく施工していきます。

防草シート完成

杭周りと押さえピンにテープをしっかりと貼ります。防草シートのラップ部分には専用の両面テープが貼ってあります。

架台、パネル設置

シート設置後、架台とパネル設置作業に入ります。アレイ構成は4段10℃の設計でした。

架台設置

まずはアルミ架台を設置していきます。最近の太陽光発電所は、中国製のアルミの架台が多いです。施工もしやすく、値段や費用対効果などを考えると、国産の太陽光架台が少ないのもしかたないのかもしれません。

アルミ架台
主材を起こした状態

主材を起こし鼻先を合わせます。レベルも合わせて調整していきます。架台の仕上がりがパネル設置後の見た目を決めるので、しっかりと確認しながら作業を進めます。横材を90℃に合わせ設置後に太陽光パネルを貼りつけていきます。

太陽光パネルの設置

太陽光パネル
パネル設置風景

架台メーカーの図面通りに太陽光パネルを設置していきます。アースプレートを入れ、金具でしっかりと締め付けていきます。架台メーカーによってパネルの隙間が1cmだったり2cmだったりするのが長年やっていますが、未だに謎です。

電気工事

パネル設置後に電気工事に入ります!

パワコン

ハンガーレールに集電箱、パワコンを吊っていきます。

建柱

敷地内にポール柱を立て支線を張ります!

ポール柱

建柱後にメーターボックスを取り付けます。幹線はCVT150sqです。めちゃめちゃ重たいです!

結線、整線

太陽光パネルを回路通りにつなぎ、整線をしていきます。整線に仕様したのはインシュロック。指定がある場合はガルバロックや銅のバインドなどを使います。

整線後、太陽光パネルとpvケーブルをつなぎパワコンまで線をもっていきます。

集電、パワコンのつなぎ

パワコンまでもってきたpv線、cv線をつなぎ込みます。通信線も同時に作業していきます。

pfd管

配管はpf管のダブルを使います。管の被覆が二重になっていて、シングル管よりも耐候性が優れているので太陽光発電所で使うpf管は、基本的にダブル管を仕様します。

集電箱の内

集電内の150sqもつないでいきます。

測定

一通りの電気工事作業が終わったら、アースの接地抵抗と太陽光パネルの電圧を測定し、電気工事作業は終了です!

フェンス工事

フェンス仕様は、高さ1200mmの基礎無し杭打ち込みタイプでした!基礎無しフェンスも最近の太陽光発電所では主流ですね。

フェンスの杭打ち込み

まずはフェンスラインを出し、杭を打ち込んでいきます。杭の長さは800mmで600mm前後、地面に打ち込んでいきます!

支柱を立てる

杭に支柱を立て、垂直を見ながら高さを決めていきます。

フェンス柱

柱の立ちをしっかりと見ていきます!

網を張る!

フェンスの網を張っていきます。

フェンスの網

フェンスの仕上がりは杭の通りと、柱の高さがちゃんと出来ていれば、よっぽどの事がない限り誰が張っても綺麗になります!

門扉の設置

フェンス最後の作業、門扉を設置します!

門扉

門扉は、杭柱一体型で支柱の長さが2m近くありました!重機引き上げ後だったので、打ち込み作業がめちゃくちゃ大変でした!

最後にコーナーなどでフェンスを切った場所に塗料を塗り、フェンス作業は終了です。

産廃処分

最後に太陽光発電所の工事作業で出たゴミを処分します。パネルが載っていた木パレットや段ボール、鉄屑、廃プラなどを適切に処分します。

産廃の処分費は地域によって異なります。現場によっては産廃屋さんの言い値で処分しないといけない場合もあるので、現場近くに処理施設があるか、適切な価格で処分してくれるかなど条件次第で費用はまちまちになってしまうのが現状です。

完工

全ての作業が終われば完工です!今回は太陽光発電所ができるまで工事内容を最初〜完工までを記事にしてみました!最後まで見ていただきありがとうございます!

太陽光発電所の工事の事で気になる事や、ご質問等がございましたら、お気軽にご相談ください!

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担当 中村 稔まで

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