2021年に和歌山で行った低圧案件の工事の簡単な説明になります。
スクリュー杭 打設
まずは墨出、測量からスタートします。昨今の太陽光発電は敷地面積の余裕が全く無い場合が多いので全てのアレイが入るかトータルステーションで確認します。
全体の測量後墨出をして杭の高さを決めるための高低差をオートレベルで確認します。
杭の高さが決まったら杭打ちスタート。杭の垂直、高さをしっかりと見ながら施工します。
打ち終わったらスクリュー杭の引き抜き強度を測ります。
指定がなかれば引き抜き強度約1tで数ヶ所計ります。
架台設置工事
スクリュー杭が打ち終わったら次は架台の設置をしていきます。
まずは縦材を設置していきます。縦材を起こして水糸などで通りをしっかりと見ならがらスケールでピッチを合わせてベースボルトを締めていきます。高さの調整も同時にしていきます。
締め付けたボルトナットに油性マーカーでマーキングしていきます。
次にブレスをつけていきます。水平器で垂直をしっかりと見ながら施工します。
ブレスの設置後、横材を取り付けていきます。
スタートの基準点を決めて取り付け作業をしていきます。この時しっかりと横材の90度を見ておかないとパネル設置時の仕上がりに影響するので注意しながら作業します。
横材のピッチは図面上はパネルの寸法になっていますが、アースプレートが入る場合はパネルの実寸よりも大きくなりますのでパネル寸法+1㎜~2㎜で施工していきます。
パネル設置工事
架台の設置工事が終わったらパネルの取り付け作業に入ります。
まずは基準になる1段目を決めていきます。基準にするのは4段目でも1段目でもどちらでもいいのですが今回は施工のしやすさを考えて1段目を基準にしていきます。
1段目のパネルを横レールに乗せていき、パネル間の隙間をとり端部金具を締め付けていきます。
今回は元請けさんの仕様でパネルの押さえ金具が3点どめ、パネル間の隙間は2cmとなっています。
端部金具を指定の位置で締め付け終わったらアースプレートを取り付けていきます。
2段目のパネルを乗せてパネル間の隙間を合わせて中間金具を取り付けていきます。以降この設置作業を繰り返します。
最後に端部金具を締め付けてパネル設置の完了です。
最後に完工確認をしていきます。
パネルの向き、ボルトナットの締め忘れなどが無いかを確認して完工となります。
今回は電気工事とフェンス工事は無しの案件になりますので以上で終了となります。