今回は宮崎県で施工した太陽光発電所工事の紹介になります。この太陽光発電所の土地は南北に狭い土地でしたので敷地の有効活用をする為、一面架台の設計でした。
今回弊社で施工した工事内容は以外の通りです。
目次
以上が弊社が施工した工事内容となります。太陽光発電所の完成までほぼ全ての工事をさせて頂きました。
整地
まず工事当日ですが、現場には伐採業者が残していった枝葉が散らかった状態でした。
元請け様も知らなかったようで相談すると、場内の端っこに集積する事になりクローラーダンプで集積後に整地しました。
スクリュー杭工事
整地後に測量、墨出しをしてスクリュー杭を打ち込みます。
スクリュー杭打ち込み後に引き抜き強度も測定します。
この現場での整地、スクリュー杭工事の詳細は別記事にて詳しく記載していますので、宮崎県でスクリュー杭工事してきました! をご覧ください!
架台、太陽光パネルの設置
今回の太陽光発電所の仕様は9段置きの一面架台です。敷地に東西勾配がついていたのでアレイ毎に20cm前後の高低差がついています。
架台設置
まずは架台を間配り、起こしていきます。9段置きという事もあり主材(縦材)はタッピングビスでジョイントする仕様です。
主材を起こし高さ、通りを水糸などでキッチリと合わせてブレス(筋交い)を取付けて柱の垂直をしっかりととります。
横材の取付けの際は横材の角を90°になるようにしっかりと合わせます。架台設置後は締め忘れなどがないかを締付け部は全点チェックし、マーキングします。
パネル設置
架台完成後に太陽光パネルを取付けていきます。今回のパネルは285wのパネルで枚数は324枚でした。
9段置きの角度20°なので必然的に高さがでます。最長点で約4m50cmでしたのでパネル設置は中々大変な作業でした。
パネル設置後も架台同様に全点チェックとマーキングをしていきます
電気工事
今回の電気工事の仕様はパワコン裏に配線が見えない様にしてほしいとの元請け様からの指示があったのですが、支給されたパワコンは背面からしかケーブルが挿入できないタイプだったので大苦戦しました。
ポール柱
ポール柱を立てメインブレーカー用のボックスなどを取付けます。
支線は支線用のスクリュー杭を打ち、そこから支線をはります。
結線、PVケーブル
パネルを結線しPVケーブルを繋ぎます。インシュロックでの整線も同時におこないます。
配管は元請け様の指示で下向きにしています。配管が上向きだと見た目はキレイになりますがパテで埋めようがほぼ確実に水が溜まりますので基本は下向きにした方がいいです。
パワコン周り
今回一番大変だった作業のパワコン周りですが、前述の通り配線を見えない様にしなければならずダクターなどを駆使し作業をしました。三洋電気のOEMパワコンだったのですが、このパワコンでの配線隠し仕様だと材料費と人工が跳ね上がります!苦労した理由ですが、遠隔監視システムをつけるので通信線のinとout用で通常であれば管口1個ずつ必要。さらにPVケーブルとCV線用で各1個ずつ管口を使うので通常であれば管口が合計4個必要です。オムロンなどのパワコンであれば配管用の管口が4個ついているのでまったく問題ないのですが、今回使ったパワコンが管口が3個しかなくかなり苦労しました。
配線を見えない様にしてパワコンに各ケーブルを繋ぎ電圧をチェックしパワコン周りは終了です。
フェンス工事
フェンスのm数は約150mで仕様は打ち込みタイプのフェンスです。
敷地の北側に伐採後の切株がありフェンスから架台パネルが飛び出すオーバーフェンスにならないか微妙なラインでしたが、なんとか収まりました。
写真では全然見えないですが、赤い点に結構デカい切株があります。
ギリギリフェンスに太陽光発電所が収まっています。
門扉は1m門扉の杭支柱分離タイプでしたので楽々設置できました。
ぱっと見、基礎無しフェンスに見えない位のキレイ仕上がりにできました!
産廃処分
パネルの木パレットや電材のゴミなどを処分します。
現場近くに処分施設が無かったので、結構な距離を走りました。産廃に関しては処分費用も含め、本当に地域差が激しいですね。
完工
上記全ての作業が終了後、元請け様に完工チェックをしてもらいます。問題なければ工事完了です!
工事とは全然関係ないですが、完工後に地元で有名な地鶏料理店に行ってきました!宮崎地鶏めっちゃおいしいですよね。
名古屋コーチンの亜種「飛来幸(ひらこ)地鶏」と言う名前らしいです。
最後まで見ていただきありがとうございます!太陽光発電所工事の事は、グロスでの発注やフェンスのみなどの分離発注まで全て対応しておりますので弊社までお気軽にご相談ください!