今回は福岡県で打ち込み式のフェンスを施工したきたので簡単に紹介したいと思います。
m数は約800mで勾配がかなりきつい上に現場の工期後半でフェンス工事が決まった為、場内は8割方完成しているので全ての材料を手運びしないといけない状況でした。…てえへんだ
墨出
まずは墨出作業からスタートします。現場はメガソーラー建設中で8割完成している状態でした。
m数は約800mになります。現場責任者の監督さんとフェンス設置ラインを確認し、折れ点などの起点を出していきます。場内を周りフェンスラインを確認した時点で足がパンパンに…よし!今日は帰ろうと思いましたが何とか踏みとどまる事に成功しました。
起点を出した後は水糸を張り墨出をしていきます。
基礎の打ち込み
墨出が完了したら打ち込み式のフェンス基礎を打ち込んでいく作業に入ります。1mの杭を地中に約80cm打ち込んでいきます。今回の現場は地盤が硬く場所によっては杭が入らない所もあったので数ヶ所ポイントをずらしながら打ち込みをしました。
ピッチは約2mで水糸に合わせて垂直に打ち込みます。今回はマルゼンの油圧式の杭打ち機で施工します。この杭打ち機は超優秀でパワーもめちゃくちゃあるんですが、アタッチメントが20kg(体感です)と重たく一人作業にはむいてないのが難点です。
ある程度の高さを事前に杭で合わせておきます。最終的な仕上がりの大部分は、ほぼ基礎工事によって決まりますので一番大事な工程となります。
フェンスの支柱設置
支柱を設置する時は水平機などで柱の立ちをしっかり見ながら柱を起こしていきます。起点に水糸を張り高さもしっかりと合わせておきます。
網の取り付け
Jフックに網をかけフェンスのラップ部分を連結金具で繋いでいきます。写真は撮っていないんですが、Jフックがやたらとデカいです、いや謎にデカすぎます。
今回の現場は南北に平均20°勾配がついており、フェンスのラップ部分が合わないので、なかなか大変な作業となりました。コーナーや法面などでフェンスを切った場合は、錆止め用の塗料を塗ります。
門扉の設置
今回の門扉は片側2mの大門扉でしたが珍しく打ち込み式の門扉でした。通常、大門扉の設置の場合はコンクリート基礎などで設置する為、正直強度は大丈夫なのかと心配でしたが施工してみたところ、かなりしっかりと据え付けできましたので安心しました。土圧ってすごい!
最後に監督さんと完工検査の為、場内を1周し無事にOKを貰いましたが、私の足腰は全然OKじゃありませんでした。