北海道でスクリュー杭基礎工事

今回は先日北海道で施工したスクリュー杭の工事の紹介をしたいと思います。kw数は800kwで架台とパネル設置は協力会社にお願いしました。

墨出し

墨出し工事は完了済みの状態だったのですが、数アレイ分の墨出しを忘れていたので再度出し直しました。

スクリュー杭打ち

何度か北海道での施工はあるのですが、地盤も様々で自分達が入った現場は結構緩い地盤が多かったです。今回の杭も軟弱地盤用の杭を使用しました。

まずは敷地内の高低差を測ります。パッと見て平に見えるようでも高低差がかなりついている場合もあるので、スクリュー杭打ち時は必ず高低差を測ります。

現場を見て私は『ははーん!さては全然高低差無がないな!?私レベルになれば測らなくても分かるというものです。』とカッコよく言ってやりました。

現場は最大高低差が400mm前後でした。うん。わかってた。そうです私の目はふし穴です。穴があったら入りたい状態でその日を過ごしました。フラットに見えても必ずオートレベルなどで高低差を測る事を再度心に誓います。

この位の高低差なら普段であればフラット打ちしますが(杭が高い所で600mm低い所で200mmのイメージ)元請けさんの仕様で、杭の根入れを重視するためにGLから300mm以内に収めなければならず、整地するか段をつけるかで打合せをした所、アレイごとに段をつける方向になりました。

高さを決めたら杭を打っていきます。オーガ、スクリュー杭両方の立ちを見ながらオートレベルで高さを合わせていきます。固くない地盤だったので石などの異物に当たる事なくすんなりと打てました。軟弱地盤用のスクリュー杭は大羽のものが多く、打ち出し時少しのズレでも打ち終わりには数cm大きくズレる事も結構あるので注意しながら打っていきます。

引き抜き試験

全ての杭が打ち終わったら引き抜き強度の試験に入ります。元請けさんの指定が無い場合は、基本的に800kg〜1t以上で強度を測ります。指定された杭を引き抜きスクリュー杭基礎工事が完工となりました。

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